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職場で出会った80代のおばあちゃま。
出入りが頻回で有名な方らしい。
初対面の瞬間から、震災当日の話を語り出した。
これは今真剣に絶対聞かないとダメな話。と感じてただただ聞かせていただいた。
原発近くの家での被災、避難所での待遇、突然旦那さんが亡くなり、ただ焼き場に行く術しかなかったこと。
癒されないどうしようもない寂しさが、いっぱい。
最大限にできることは、ただただ聞かせていただくこと、そして寂しさの奥にある光を信じること。
その日以降その話をすることはなかった。
そして、あっという間に帰っていかれた。
スタッフの方が、今回は早かった〜と口々に。
帰るときには元気な声で「ありがとねー！」と手を振っていかれた。
聞くことが、最大限のいのちの承認につながると信じて✨✨
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inochino.kikite@gmail.com
長田 麻理子
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